イヌリンを豊富に菊芋

菊芋

菊芋(きくいも)は、キク科ヒマワリ属の多年草で、ショウガのような形をした根を食用とします。

スーパーではなかなか見かけないマイナーな食材ですが、近年、健康食品として注目され始めました。

その理由は、菊芋に含まれる「天然のインシュリン」とも言われる成分、「イヌリン」です。

イヌリンは多糖類の一種で、人間の体内酵素では消化吸収されず、血糖値をほとんど上昇させません。

菊芋は芋類のようにデンプンが含まれておらず、100gで35kcalと低カロリーで、ジャガイモや里芋は勿論、タマネギやゴボウよりもカロリーの低い食品です。

菊芋に含まれるイヌリンは、大腸に到達するとフルクトオリゴ糖に変わり、ビフィズス菌などの善玉菌の餌となります。

悪玉菌を減らし、余分なものを排出するよう、腸内環境を改善してくれるのです。

この整腸作用は、頑固な便秘解消にも効果を発揮すると言われています。

内の善玉菌が増えると、便秘、がん予防、アトピー性皮膚炎といったアレルギーにも効果があります。

また、脂肪を包み込んで吸収を抑えますので、糖尿病やダイエット、認知症にまで有効な、とても優秀な食材なんです。

血糖値の上昇は、糖尿病の方にとって命取りです。

神経障害、網膜症、慢性腎不全といった恐ろしい合併症と常に背中合わせで厳しい食事制限を行わなくてはなりません。

イヌリンは腸内を綺麗にし、血糖値を下げる効果があります。

また、血糖値の急激な変動を防いでくれるのです。長期的に摂取し、インスリン受容体の働きを向上させることで血中のブドウ糖が細胞に吸収されやすくなり、結果的にだるさや疲労の軽減にも繋がります。

これが「天然のインシュリン」と呼ばれる所以です。低カロリーで、糖質や脂質の吸収を抑え満腹感も持続するのですから食欲と戦わなければならないダイエットにもうってつけです。

摂取エネルギーを減らすだけでは健康的なダイエットとは言えません。

菊芋はイヌリン以外にも豊富な栄養素を含んでおり亜鉛とセレンが多いことも特徴です。

亜鉛は細胞を作るのに重要な栄養素で不足することは味覚異常や血糖値異常に繋がります。

セレンは抗酸化作用があり、脂肪の分解、水銀やカドミウムの解毒といった作用もあります。

それだけ栄養豊富で素晴らしい食材が、なぜ今まで話題にならなかったのでしょうか? 菊芋は野生化するほど繁殖力が強いため、栽培も容易です。

しかし、調理に手間が掛かること、秋に収穫した菊芋は春になると芽が出て翌秋の収穫まで食べられないことなどを理由に、今まであまり市場に流通していませんでした。

菊芋そのものは、生でも食べることができますが、ふかすと芋というよりタマネギに近い甘みがあります。加熱するとトロッとやわらかくなります。

菊芋のレシピも少しずつ増えてきていますので、ぜひ1度は口にして頂きたいものです。

菊芋の効能→http://www.inulin.xyz/


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